エアビー、2022年売上高は2019年比75%増、海外旅行と都市部が回復、第4四半期は長期滞在「1週間以上」が40％増
【Airbnb】海外旅行と都市部が回復し長期滞在がプラス！2022年売上高は75％上昇！
Airbnbの2022年の全期の売上高
民泊のオンラインマーケットプレイスを運営するエアビーアンドビー(Airbnb)の2022年の１月～12月の売上高は84億ドル(約1.1兆円)でした。コロナ禍の2021年と比べると40％増加しました。さらに一年遡るコロナ初期の2020年と比べると75％も増加しています。当期の利益も黒字になりました。GAAPベースで初めての営業実績でした。新型コロナの感染拡大が鎮まり海外に出かけることが容易になりインバウンドが戻ってきたことはどの国でも民泊需要を回復させた原因に違いないでしょう。さらにコロナ禍では避けられてきた国内の都市部での宿泊も元に戻ったことも力添えしていると言えるでしょう。
Airbnbの2022年全期の営業実績の詳細
エアビーアンドビー(Airbnb)が発表した2022年の１月～12月の営業実績の詳細はEBITDAに当てはめ調整後は29億ドル(約3857億円)になります。キャッシュフローについては34億ドル(約4522億円)になり前年より49%増えました。宿泊と体験予約をした人の数は3億9370万人で31％増えています。トータルの予約の収益は632億ドル(約8.4兆円)で前年より35％増えました。
Airbnbの2022年のリスティング数も増加
Airbnbのゲストの人数はコロナパンデミックが収まる中で押上られていますが、当然受け皿の民泊ホストの数も増えています。2022年がスタートしてから90万軒増えて、年末には全世界を合わせて660万軒にも達しました。
Airbnbの2022年第4四半期の売上高と利益は過去最高
Airbnbの2022年の売上高のうち第４四半期(10月-12月)に特化した実績は売上高、利益ともに過去最高になりました。売上高は19億ドル(約2527億円)で前年の同期に比べて24％増、利益は3億1900万ドル(約424億円)で2億6400万ドル(約351億円)増という数値でした。
Airbnbで国をまたぐ旅行の予約が増加
Airbnbの2022年の第4四半期で各国から国をまたいた旅行の宿泊予約数は前年同期と比較して49％増加し割合としては全体の44％でした。また各国の都市部の宿泊予約について同様の比較で22％増え全体の割合は51％でした。しかしながらアジア太平洋地域では2019年の水準まで回復していません。ただ2023年からは中国の規制緩和によって世界的な流れに沿う結果になるとAirbnbは予測しています。
Airbnbの長期旅行予約の増加と傾向
Airbnbの2022年の第4四半期の長期旅行の予約については1週間以上の予約が2019年の同期と比べて40％増えています。この傾向は2023年も続くとみられています。
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