民泊仲介サイトと設計士、隈研吾がコラボ！
Airbnbと隈研吾がコラボ
2020年の東京オリンピックが目前に迫っています。しかし、問題は山積みであり、特に難題なのが宿泊設備です。現状の宿泊設備では世界各国からの観客を受け入れきれないため、Airbnbを始めとする民泊仲介サイトに期待が寄せられています。
国際的に活躍している民泊仲介サイトは、現在の日本でも大きな役割を担っています。訪日観光客の受け皿となっている事実からも明らかです。
そして、民泊最大手と称されるAirbnbが、新しい企画を開始しました。前述した東京オリンピックと関係ある企画です。東京オリンピックにて、2つの競技場の設計担当をしている隈研吾氏とコラボすることになったのです。
本来のAirbnbは、民泊仲介サイトのサービス提供をしています。よって、設計士と関わることは稀です。珍しい組み合わせによるコラボ内容なので、関係者は興味深く動向を見守っています。
コラボの内容
Airbnbと隈研吾氏がコラボによって成そうとしているのは、2020年の東京オリンピックのメインスタジアムである新国立競技場の体験です。体験はツアーを通して行ってもらいます。
ツアーの始まりは、東京の青山一丁目の隈研吾建築都市設計事務所で、いくつかのプログラムが組まれています。まずは隈研吾氏のトークショーです。尊敬する人が設計した国立代々木競技場だけでなく、これまでの建築に携わった経験談を聞くことができます。それが終わった後は、新国立競技場の周囲を歩きながら制作と創作の秘話を聞けるのです。実際に仕事が行われている現地で聞けるので、凄い臨場感が味わえることは間違いありません。
その後は表参道のサニーヒルズ南青山店へ向かいます。そこは、台湾発のパイナップルケーキ専門店で、お茶とケーキを楽しみながら、隈氏と会話できるのです。
以上の様に、建築設計の第一人者である隈研吾氏の大ファンなら、垂涎もののコラボです。ただし、残念ながらツアーの予約受付は既に終了しています。
隈研吾の心境
Airbnbとコラボする隈研吾氏が設計業務に携わることになったのは、小学生の時に行ったプールがきっかけでした。丹下健三氏による代々木国立競技場のプールで、衝撃を受けたのです。
彼は、全ての旅行者に居場所を提供したい、という企業理念を持つAirbnbに共感を覚えているとのことです。今回のコラボは、何かの縁と感じていると言っています。
また、今回のコラボ企画を通して、建築家として受けたインスピレーションをゲストに話し共感してもらえたらいい、とツアーを楽しみにしていることが伺えます。
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