Airbnbに新たな女性取締役が就任！
Airbnbに新たな取締役が就任
民泊仲介事業者として有名なAirbnbは、重要職の入れ替わりが多いことで有名です。
経営スタンスが理由で離れる人が現れ、それを補うための人材が定期的に補充されます。
そして、2019年5月16日、Airbnbの取締役にアンジェラ・アーレンツ氏が加わりました。Airbnbの女性取締役はこれで2人目です。
Airbnbは旅行者に宿泊先だけでなく、旅先で楽しむためのアクティビティ、交通手段、あらゆるものを提供することを目指しています。全てのサービスを一か所に統合し、新しい旅の形を作り出すのがAirbnbの目標です。
アンジェラ・アーレンツ氏の加入は、その目標に大きく近づくための布石です。
Airbnbの公式ブログで、クリエーティビティー、コミュニティー構築における経験、大規模サービスの深い専門知識をもたらすと、記載されています。なお、これは取締役会でアンジェラ氏が宣言したことです。
アンジェラ氏の経歴
アンジェラ・アーレンツ氏は、米国の有名企業であるアップル社に2014年から勤めていました。
しかし、2019年4月に退職し、翌月にAirbnbの取締役の就任が決定したのです。
いきなりAirbnbの取締役になったのは、アンジェラ氏がそれだけ有能な人物であるということです。
2014年のアップル入社以来、アンジェラ氏は最も地位と知名度が高い女性幹部になりました。小売責任者として25カ国の500ストアを監督する立場だったことからも、アップル社の上層部から信頼されていたのは明らかです。
アンジェラ氏は、アップルの店舗をアイフォンとマックの販売だけでなく、コミュニティが集う場所にすべきと主張していました。また、アップル社に入社する以前のアンジェラ氏は、高級ファッションブランドのバーバリーでCEOに就いていた経験もあります。
Airbnbの最高責任者であるブライアン氏は、アンジェラ氏の起用について、以下の声明を残しています。「アンジェラは大きな夢を掲げてブランドを推進することに定評があり、それこそがまさに自分がAirbnbの取締役会にもたらしたいことだと私に言ってくれた」とのことです。
女性取締役が求められる背景
Airbnbの取締役にアンジェラ氏が就任したことは、単に彼女が有能な人物だからではありません。
Airbnbの取締役会に多様性を持たせる目的で女性取締役を増やしたかった、という背景があります。
それを裏付ける出来事が、2018年にありました。ディズニー及びピクサーの幹部だったアン・マザー氏を取締役として迎えたことです。アン氏は、Airbnbの初めての女性取締役です。
将来的に、Airbnbの女性取締役は更に増える可能性があります。
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