欧州ジョージアの第四代大統領が民泊を経営！
大統領が民泊を経営！
ジョージアの第四代大統領だったマルグベラシビリ氏の余生が話題になっています。
民泊事業のホストになって、旅行者をもてなす道を選んだからです。
5年間、マルグベラシビリ氏はジョージアの大統領を務めました。大統領職を終えた後は、政治の教師に復職し、通常の人生に戻ったのです。そして、49歳になると政治教師を辞し、完全に政治から離れることになりました。
政治教師を辞めた景気に移り住んだのが、地方都市のドゥシェティです。ジョージアの首都であるトビリシの北西60キロメートルにあるドウシェティは、都会の喧騒とは無縁の地域です。
しかし、何も仕事をしていなければ、当然収入を得ることはできません。
そこで、マルグベラシビリ氏は自宅近くにあるワンベッドルームを借り、民泊のホストに転身しました。
通常、大統領になった人は、その後も派手な人生を送ります。多くの人の前で講演をしたり、大企業の取締役会に出席したり、財団設立を果たす等です。
それらと比べると、マルグベラシビリ氏が選んだ道は、異例のルートだと言えます。
民泊の評判は？
マルグベラシビリ氏の民泊の評判についてですが、おおむね良好です。
2か月前から始めたばかりであるにも関わらず、すでに数十人の顧客を獲得することに成功しました。
無論、ジョージアの大統領という過去の実績が影響した可能性はあります。
しかし、マルグベラシビリ氏の成功は、決して知名度だけのおかげではありません。民泊ゲストの中には、ジョージアの国外からの人も少なからずいます。主に、旧ソ連諸国や欧州諸国からの旅行者です。
大統領が民泊を営んでいることを初めて知った旅行者は、誰もが驚きます。
大統領の現在
マルグベラシビリ氏は、大統領の職務に就いていた頃、常に緊張状態にありました。
新欧米のスタンスが与党と野党を刺激し、気を緩めることができなかったからです。マルグベラシビリ氏は無党派政治家だったので、与党と野党のどちらの陣営にも付いていなかったという背景があります。
それと比較すると、現在のマルグベラシビリ氏は、生活を楽しむゆとりがあります。
民泊経営だけでなく、大工仕事も行っていて、様々なことにチャレンジしている印象です。ちなみに、マルグベラシビリ氏が手掛けた家具は、宿泊設備に設置されます。
マルグベラシビリ氏が精力的に働くのは、公的年金があてにできないという事情もあります。
しかし、積極的に行動する彼の姿勢が心身に良い影響を与えて、民泊経営の成功に繋がった可能性は否定できません。
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