カラオケ館が手荷物預かりサービスを開始
カラオケ館の新サービス
全国的にチェーン展開されているカラオケ館は、同種のサービスの中でも高い知名度を誇ります。
入店した事がなくても、縦長の青い看板がカラオケ館のトレードマークである事を知っている人がたくさんいる事は間違いありません。
2019年7月5日、そのカラオケ館がこれまでとは全く異なるサービスを開始しました。
それは、荷物預かりサービスです。あまり大きい荷物を預かる事は想定しておらず、手荷物を対象にしています。
カラオケ館の手荷物預かりサービスは、預けられる荷物の数の上限はありません。専用チェーンを貸し出して、それにまとめられさえすれば、いくつでも預かると宣言しています。
カラオケ館が展開されているのは駅前が多いため、荷物が多い旅行者にとって助かるサービスだと言えます。細かい荷物が多くて専用チェーンでまとめる事が難しくても、スーツケースに全てを詰め込んでからチェーンでロックすれば問題ありません。
また、このサービスは事前登録や予約が一切必要ない点も評価できます。荷物がいっぱいでお土産が買えない時等、カラオケ館が近くにあれば、いくらでもやりようがあるという事です。
ちなみに、カラオケ館の新サービスは共同事業です。パートナー企業はポーターエクスプレスで、この会社は民泊仲介サイトのAirbnbと提携関係にあります。その事実からも、カラオケ館の想定する顧客層が観光客である事がうかがえます。
外国人旅行者の存在が影響
上記のカラオケ館の新サービスが始まったのは、訪日旅行者の増加が影響していると考えられます。民泊仲介サイトや観光庁の努力の結果、訪日客の数は右肩上がりです。また、2020年には東京オリンピックが開催され、観光客の数は非常に多くなります。
実は、訪日客の増加の影響はすでにあるサービスに波及しています。それはコインロッカーです。主要駅のコインロッカーが利用できないというケースが目立ち始めており、ビジネスマンが困っているという事情があります。駅の敷地は簡単に広げられるものではないため、コインロッカーの数を無制限に増やす事はできません。
以上の理由から、手荷物を預けられるサービスに需要が生まれました。だから、カラオケ館の手荷物預かりサービスが開始されたのです。確かな需要がある以上、カラオケ館は大きな収益を見込める可能性があります。もちろん、観光客ではなくビジネスマンがカラオケ館の新サービスを利用する事も可能です。よって、観光客ではなくビジネスマンが主な顧客になる未来も想定できます。
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