Airbnbでインスタントブッキングのサービスが開始！
Airbnbで即時予約が可能
2019年7月18日、Airbnbはインスタントブッキングが可能になりました。
インスタントブッキングとは、ゲストが予約を入れてからホストの承認を待たなくてもいい仕組みの事です。
従来の予約サービスは、利用者がサービスの提供者側の承認を待つ必要がありました。入れた予約が実現するかどうかは、ホストの事情に左右されるからです。利用者と提供者の双方が合意して、初めてサービスの供給を開始する事ができます。
しかし、インスタントブッキングは、予約のスペースが空いてさえいれば、即時予約の確定が実現するのです。これを民泊利用で説明すると、ゲストが希望の宿泊日に予約を入れた時に他の利用者が存在していなければ、直ぐに宿泊先を決定する事ができます。並行して予備の宿を探す事や、ホストの返信までやきもきした気持ちにならなくて済むのが魅力的です。ただし、チェックインの詳細等については、改めてホストと連絡を取る必要があります。あくまで、予約確定のタイムラグの問題が解消するというサービスです。
非常に便利なインスタントブッキングサービスですが、全ての物件に対して適用されるわけではありません。基本的に民泊ホストの合意を得なければ、Airbnb側が勝手にルールを変えられないのです。そして、現在のインスタントブッキングを受け入れている民泊物件の数は、およそ7割だとAirbnbは発表しています。ちなみに、Airbnbの登録物件数は10万都市に600万件です。
インスタントブッキング実現の背景
Airbnbでインスタントブッキングが始まったのは、もちろん気まぐれではありません。Airbnbの抱えている事情が関係しています。
当初のAirbnbは、旅行者に特別な体験を提供する事を目指していました。しかし、Airbnbの知名度や規模が拡大するにつれて、顧客層の幅が広がったのです。具体的には、レジャーではなくビジネス目的の顧客が、Airbnbの民泊仲介サービスを用いるようになりました。
ビジネスマンにとって、時間は非常に貴重なものです。ホストの連絡がつかなければ、ビジネスマンがAirbnbから離れてしまいます。多忙なビジネス渡航者の事情に応えるため始まったのが、Airbnbのインスタントブッキングです。
上記のビジネス目的の利用客は、Airbnbを利用する時に会社を通します。
よって、Airbnbは取引先企業のおおよその数を理解しています。それによれば、全世界で40万社以上との事です。Airbnbのインスタントブッキングのサービス開始は、至極当然な結果だと言えます。
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