瀬戸内町で空き家改修の試み
空き家改修の動き
需要のない空き家は、地方都市の各地に点在しています。利用希望者が現れない空き家は朽ちていくだけなので、資産価値が損なわれていく一方です。
しかし、使われていない空き家を需要があるレベルに改修すれば、興味がある人が現れる可能性があります。その可能性に期待して空き家の改修のブームが始まっているのです。
鹿児島県の瀬戸内町では、2018年から空き家利活用事業という名目で、改修作業が進められてきました。改修された集落にある空き家は、賃貸住宅として運用できるというチャレンジです。対象となっている空き家は、現代における居住のレベルに達していなかったものなので、改修しなければ利用する事さえできませんでした。
瀬戸内町の試みによって、2019年9月までに2棟の改修が完了しました。どちらも加計呂麻島薩川集落にある建物です。また、同島西阿室集落の1棟が2019年中に着工する目途が立ちました。
瀬戸内町の抱えていた問題点
2018年、瀬戸内町で調査が行われました。福山市立大学と共同による空き家調査です。外観の調査に留まりましたが、空き家668棟のうち、すぐに利活用できる建物が176棟ある事が判明しました。
また、庭の改善や建物改修が必要なのは280棟、利活用が難しいのが42棟、建っているだけで危ない家屋は18棟、という結果です。
瀬戸内町は人口減少による空き家の増加、それに伴う老朽化が進行し、急ぎ対策をする必要がありました。そこで、町企画課の担当者が空き家対策を進行したのです。最終的には、集落の人口を増やして活気を取り戻し、学校存続を果たしたいと考えています。
また、瀬戸内町の空き家改修は住める建物を増やすだけが目的ではありません。民泊施設として利用する事も選択肢の一つにあります。
2019年度の空き家利活用事業の予算に関しては260万円です。
ただし、一つの団体が使えるのは130万円までで補助できるのは10分の8以下の金額、というルールがあります。
瀬戸内町の空き家改修の結果
前述した薩川集落の住宅2棟は、既に入居者が決定しています。この結果に、63歳の里ゆかり区長は大満足です。
「リフォームしたらすぐに入居希望の問い合わせが来た。家主の理解と協力があってこその取り組みだが、空き家が少なくなり、集落の安定収入、環境美化、防犯、人口増、改修工事に伴う雇用にもつながっている」
と語っています。ただし、現状の制度を称賛しただけでなく、現状の補助額では高額な修理費を賄えない事は改善すべき、と主張しています。
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