Airbnbが損保ジャパンと日本ホスト保険を共同開発！ホストの請求だけで完結！
コロナ禍でパワーダウンしている民泊業界に素敵なニュースが舞い込んで来ました。
民泊仲介大手のAirbnbと保険大手の損保ジャパン株式会社が共同で手がける日本ホスト保険について2020年8月17日に発表された内容です。
ホスト本位の新しい補償請求の方法とメリットについてお伝えします。
Airbnbと損保ジャパンの連携
住宅を宿泊施設として提供する民泊事業を国内に広めるためには、多岐にわたる関連商品及びサービスとの連携が必要で保険分野もその一つです。
民泊というこれからのビジネスに目をつけた損保ジャパンは日本を含め世界中で民泊をリードするAirbnbと2017年12月に包括業務提携を締結しました。
日本ホスト保険とは
包括業務提携を締結してからAirbnbと損保ジャパンが共同開発し2018年7月から損保ジャパンが提供しているホスト向けの賠償事故を保障する保険です。
これによってより安心で安全な住宅宿泊事業が実現しています。全くトラブルが発生する事なく民泊事業を運営し続けるということは不可能です。
トラブルによる損失の埋め合わせにこの保険が活用されています。
日本ホスト保険の進化
運用が開始された日本ホスト保険でしたが、ホストにとって優しくない面倒な部分があり要望としての意見が寄せられていたようです。
ホストの住宅内で家具や家財が壊れる場合に宿泊ゲストが関わっていることは多いです。そのため保険請求にはゲストのアクションが必要でした。
これに対して住宅所有者のホストが自分の請求だけで保険契約が成立するようにして欲しいとの要望が集まり、今回の変更でこの意見が通ったかたちです。
新旧日本ホスト保険の比較
例えば、ゲストが部屋のテレビのリモコンを壊してしまったとします。
古い保険ではゲストがリモコンを壊したことを正直に申し出て、その上で補償請求手続きをしてもらう必要がありました。
もしゲストが壊したことを申し出ず退出してしまった場合は面倒なことになります。
遠方のホストに連絡してリモコンを壊したかどうか認めてもらい、次に書類やデータをやり取りして完成し提出してもらうという、実現が簡単とは言えないゲスト本位のプロセスが補償を得る時に不可欠でした。
新しい保険では、このゲスト本位のプロセスが一切なくなり壊れたリモコンを発見したら、壊したのが自分だろうが、ゲストだろうが、愛犬だろうが、ホストの保険請求だけで補償が成立出来るようになるようです。
これはホストにとって有難い進化と言えるでしょう。
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