パネルの下はサツマイモ畑 市民による太陽光発電10年
国の補助金を受けない太陽光発電所の10年
野兎が小道を駆け上るようなのどかな場所、兵庫県宝塚市では畑や田んぼをキープしながら、住人や訪れる人たちが心を通わす取り組みが様々に展開しています。
支えているのは意外にも“太陽光発電設備”です。
宝塚市のエネルギー自給自足「エネルギーの地産地消」の市民活動のきっかけは東日本大震災、東京電力福島第一原発の事故でした。
10年前からスタートした活動の歩みをお伝えします。
「宝塚すみれ発電」の現在
宝塚市北部の県道沿いにきらめく天井が900平方メートルも広がっています。
農地に建てられた支柱の高さは3mの太陽光パネルです。
西谷地区、西隣の三田市へと続きます。
これが6年前に立てられた「宝塚すみれ発電」の発電所です。
設置費用は1700万円で、「コープこうべ」に電気を買い取ってもらい返済しています。
発電所が中心のコミュニティ
宝塚すみれ発電代表取締役の井上保子さんは「お金や人の流れの中心に発電所があります。
農地が守られ仕事を生み出しています」と話されています。
太陽光パネルが立てられたサツマイモ畑は個人や大学、コープこうべがシェアして借用する市民農園です。
パネルによって夏の灼熱から程よく守られ絶妙な環境が作られサツマイモはスクスク育ち秋に最盛期を迎えます。
九州の焼酎の原料、福祉作業所のお菓子の材料など収益に結びつく作物として収穫され出荷されます。
「宝塚すみれ発電」の10年
1986年のウクライナ(旧ソ連)のチェルノブイリ原発事故をきっかけに再生可能エネルギーに関しにを持つようになったイラストレータの井上さんは福島原発の事故をきっかけに翌年「新エネルギーをすすめる宝塚の会」を設立し太陽光パネルを自宅に設置した経験のある地主の古家義高の協力を得て市民手作りの太陽光発電所を始動しました。
2か所目は13年に「宝塚すみれ発電」です。そこに県の緑化補助事業を活用してオタフクナンテンを一千本以上を植えました。現在は丹波乳業(丹波市)の工場と社屋の屋根に設置したパネルを含めて6か所の発電施設が稼働中です。
西谷ソーラーシェアリング協会
井上さんに協力してきた先駆者とも言える古家さんもこの10年平行して歩んできました。
友人知人から始め農地を覆う太陽パネルを広める取り組みを続けて来ました。
結成した「西谷ソーラーシェアリング協会」には宝塚すみれ発電も2018年に加わっています。
国の補助金を受けない発電所のビジョンとこれから
この10年で2つの組織が合わせて生み出した太陽光発電所は13基を数えました。
電力の出力容量は計約555キロワットです。
目指しているのは電気を売ることで事業を回すことで国の補助金は一切受けていません。
古谷さんは自宅の一角に民泊施設を始め農作業などを通して実体験から自然エネルギーへの感心を広げて行きたいと考えています。
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