「無印良品」運営元、米Airbnbと包括連携協定 全国の空き家を共同プロデュース
【Airbnb】無印良品を手がける良品計画と連携！空き家を共同リノベーション
良品計画とAirbnbが締結
良品計画とサンフランシスコに拠点を置く民泊仲介大手Airbnb（エアビーアンドビー）の日本法人が包括連携協定を結ぶという発表がありました。良品計画は全国でお馴染みの「無印良品」を手がける企業です。国内の各地域を盛り上げる取り組みを２社が力量を出しあい進めて行きます。地方資源を観光に繋げていくキーワードは全国で進行形で増えている“空き家”です。
「全国の空き家の共同プロデュース」「全国の宿泊施設の開発」「観光コンテンツオンライン化・国内外への情報発信」の3項目を掲げて1年の提携期間を設けました。2022年9月1日から23年8月末まで2社は手を組みます。
２社提携第1弾は北海道清水町
6月にまずAirbnbが北海道清水町と連携協定を結びました。そこから清水町所有の元々教員住宅だった移住体験住宅3軒を良品生活が手を入れます。少ない手荷物でふらっと立ち寄ったら「まるで地元で暮しているような生活体験ができた！」という実感を持ち帰ってもらえる。そんな素敵なインテリヤを目指して古民家をリノベーションします。無印良品の売り場でよく見える家具や家電に囲まれた室内が旅行者の心をときめかせます。シンプルな調理器具や食器をフル活用して地元食材を料理してお食事を楽しめます。
まずは2軒をAirbnbに掲載
早速6月13日から良品生活が手がけた２軒についてAirbnbで予約を開始します。海外旅行者も含めて集客を目指します。「清水町の魅力を広めたい」という思いでコロナ禍で変化した働き方に注目してワークスペースとして移住してくる人たちを増やしたいところなのです。
次に「日常の家」をコンセプトに
最後の１軒は冬に向けて北海道産の木材でメイキングした家具たちを配置したおしゃれなインテリアにリノベーションする予定です。コンセプトは「日常の家」です。キッチンとテーブルで地元感を表現して団らんできる、くつろげる、よく眠れる空間を作ります。
インバウンドの取り込み
2社がこれから観光コンテンツ化して行きたいのは日本全国の様々な地域資源です。利用価値を引き上げて世界に向けても魅力を伝えていきたいと考えています。外国人旅行者の訪日は現在回復期と言えるでしょう。この動きに合わせて地域の元気も取り戻して行きたいところです。そのために良品生活とAirbnbががっちり手を組み試行錯誤して進めることは不可欠と言えるでしょう。１年の提携期間に世界各地から観光客が各地を訪れ盛り上げてくれるのが楽しみです。
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