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2024/12/19

元商社マンが「ゲストハウス開業」で見つけた天職 理不尽に苦しんだ会社員から一転「掴んだ幸せ」

元商社マンが「ゲストハウス開業」で見つけた天職 理不尽に苦しんだ会社員から一転「掴んだ幸せ」

44歳の商社マンが脱サラ!姫路城近くでゲストハウスを開業!

今回インタビューしたのは、脱サラして兵庫県姫路市でシロノシタゲストハウスを開業した城下智久さんです。

退職から準備、開業からコロナ禍からの復活、どんな歩みをして来たのか教えてもらいました。

退職してゲストハウスオーナーを目指す

2回目の転職先の商社で14年目、安定した給与を捨てて退職を決めたのは44歳の時でした。

「そもそも組織で働くこと自体が自分には向いていないのではないか」という思いを持っていました。

旅好きで学生時代外国で利用したゲストハウスの思い出からやってみたいという気持ちは芽生えていて、さらにテレビでゲストハウスをオープンする人が増えていることを知って背中を押されました。

退職を申し出てから実際にできるまでの5か月間は四国のゲストハウス巡りをし、そこで見聞きしたことは「起業ノート」に書き留め思いと知識を育てました。

本格始動は完全に退職した後関西に戻ってからでした。

姫路で開業するまでの歩み

退職後、関西に戻って自由度が高くて財産として残すこともできるので、土地を購入しゲストハウス兼自宅を建てようと決めました。

開業エリアの候補は神戸、有馬温泉、奈良などを探しました。

最終的に観光や仕事を目的に訪れる人が多くて土地の大きさが希望にかなった姫路に決まりました。

不動産会社やハウスメーカーと契約を結び客室は相部屋と個室で合計5部屋、12畳の共用スペースも設計画しました。

でも自動火災警報装置やバリアフリー対策などの設備投資で建築費は予算を超えてしまいました。

開業までの1年半は場所探し、お金の工面、クリアすべき法律や条例の数々など「もうだめかな」と心の声が聴こえたこともありました。

でも、それだけに充実感は会社員時代には得られないものでした。

2017年、無事に旅館業と飲食業の許可をもらい、46歳でゲストハウスのオーナーという夢を実現させました。

コロナ禍から今までのシロノシタゲストハウス

素泊まりではなく奥さんが食品衛生責任者の資格を取って朝食を出しています。

開業してみると、予想以上に姫路城を目的の外国人が訪れることが分かったといいます。

コロナ禍で休業状態が続き、補助金や支援金頼みでしたが、「姫路エールマスク」「御宿印帳」の販売などで何とか息をつないできました。

コロナが収まってからはまた忙しくなっています。

コロナ禍で心のつながりを持てたリピーターさんへの感謝はこれからも忘れることがないでしょう。

インバウンドが復活した今は70余りの国と地域に需要が高まり城下さんは姫路城の「城の下」でゲストを歓迎してくれています。

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