特区民泊とは?一般的な民泊と何が違う?具体的なメリットや申請手順を解説!
「民泊」と総称して呼ばれるものにも、実はいくつかの種類があります。
住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく「住宅宿泊事業」が一般的な民泊のイメージに最も近く、また旅館業法に基づく「簡易宿所」などがある中、近年注目されているのが「特区民泊」です。
特定の地域での運営に限られるものの、簡易宿所よりも運営要件が緩和されています。
この記事では、「特区民泊」とは何なのか、どういう特徴があるのか、運営上の注意点は何なのか、といったポイントについて紹介いたします。
特区民泊とは
まずは「特区民泊」について詳しく紹介します。
2013年に「国家戦略特区法」の改正によって制定された旅館業法の特例となり、主に訪日外国人観光客(インバウンド)向けに宿泊施設を提供する宿泊業態です。
国家戦略特区は地域振興と国際競争力向上を目的としたもので、地域や分野を限定し大胆な規制・制度の緩和を行う制度です。
その一環として「特区民泊」が導入されました。
現在は東京都大田区をはじめ、千葉市や大阪市など7つの市町村が指定されています。
一般的な民泊・簡易宿所と特区民泊は何が違う?
住宅宿泊事業法(民泊新法)による一般的な民泊、旅館業法による簡易宿所と比較して、特区民泊は何がどう違うのでしょうか。
メリット・デメリットに分けて紹介します。
メリット
・営業日数の違い
最も大きな違いとしては、民泊新法による民泊は営業日数が年間180日以内となっているのに対し、特区民泊は営業日数の制限がありません。
年間を通して営業できるため、収益の面で大きなメリットがあります。
年間を通じての利用が見込まれる観光需要が高い地域では、特区民泊の制度が極めて有効です。
・運営要件が緩和されている
営業日数を比較しただけでは簡易宿所と同じですが、簡易宿所に比べて運営用件が緩和されています。
一般的な旅館に比べて設備要件や営業形態などの条件が軽めとなっており、住宅用の建物を民泊として活用しやすいメリットが生まれます。
デメリット
・最低宿泊日数の制限
特区民泊では、自治体により「最低2泊3日の利用」などの制限が設けられるケースがあります。
1泊のみで気軽に利用したいというユーザーのニーズには合いませんが、団体客など中~長期間滞在が見込まれるユーザーをターゲットにすることで解消できる可能性があります。
・運営可能地域の制限
特区民泊は、最初に説明した国家戦略特区として指定された地域の中でも自治体が導入している地域に運営が限られます。
どこでも気軽に運営できるものではないため、対象外の地域の場合は一般民泊や簡易宿所などの形態を検討するべきでしょう。
・外国語対応が必須
これも国家戦略特区に関連しますが、特区民泊はインバウンド需要に基づき設けられた制度となるため、利用者の多くは外国人になります。
そのため、最低でも日本語以外の1ヶ国の外国語に対応する必要があります。
外国語での案内表示の他、外国語に対応できるスタッフを配置することなども必要となる場合があります。
大阪市は特区民泊の新規受付を停止
現在日本の7地域で指定されている特区民泊の制度ですが、そのうちの9割以上が大阪市に集中しているといわれています。
2025年の万博開催など、多くの外国人観光客の来阪が見込まれてのことですが、オーバーツーリズムや近隣トラブルなどの問題が多発する現状となっています。
それを受け、大阪市は特区民泊の新規受付を2026年5月29日をもって停止すると発表しました。
以降も運営は可能で、新規受付のみを停止するというものですが、現在駆け込みでの新規申請が多くなっているようです。
また民泊全体でのトラブルの多発を受け、今後別の地域でも受付の制限や運営用件の厳格化などが発生する可能性も否定できません。
申請するなら今がチャンスということでもありますが、将来的なビジョンや展望も正しく持っておく必要がありそうです。
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また清掃費は宿泊するお客様の負担となっており、料金が上乗せされることもありません。
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特区民泊の認定要件
特区民泊の認定要件は、その自治体によって細かな部分に違いがあります。
詳しくは各自治体のホームページなどで確認することをおすすめしますが、ここでは主な要件を紹介します。
- 宿泊施設が国家戦略特別区の範囲にある
- 一居室の床面積が25平方メートル以上
- 緊急時も含め、外国語案内が適切に提供されている
- 宿泊者名簿を設置し、滞在者の情報の記録が確認できる
- 特区民泊事業を行うことについて、近隣住民への説明がなされている
これらの要件は最低限必要となり、各自治体によりその細かな規定も異なってきます。
この要件をクリアした上で自治体の専用窓口に申し込みを行い、自治体の担当者と共に事業スタートに向けて作り上げていくことになります。
特区民泊の申請手順
1.関係各所との事前相談
特区民泊を始めるにあたり、まずは保険所や消防署との事前相談を行う必要があります。
その際に物件の図面や地図などが求められることもあり、改装が必要となる場合はその指示も出されるので、必要に応じて対応していきましょう。
2.近隣住民への周知
これは一般的な民泊でも同じですが、民泊を事業として始めるにあたり物件や部屋がある場所の近隣住民に対し十分な説明を行わなくてはなりません。
民泊は近隣住民の理解なくしては成り立たないものであり、住民の不安を解消するための丁寧な説明が求められます。
3.書類提出・申請手数料の納付
ここまで終えたら、書類の提出と申請手数料の納付となります。
必要書類は自治体により変わります。
申請手数料も自治体により異なりますが、おおむね1件あたり2万円~23,000円程度となっています。
4.現地での立ち入り調査
書類の審査が通ったら、自治体・保健所・消防署の担当者による現地調査があります。
基本的には1番の段階で設備については整備されると思いますが、もし不備がある場合は改善指導が入り、再度の対応が必要となります。
これらを終えて認定証が発行されたら、特区民泊の事業を開始できることとなります。
まとめ
特区民泊とは何か、一般的な民泊との違い、要件や手順などについて解説しました。
「2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人、消費額15兆円を達成する」という日本政府の目標値があり、民泊事業はまだまだ成長の余地があります。
その中でも特区民泊はインバウンド需要に向けたもので、一般的な民泊と簡易宿所のメリットを掛け合わせた内容となっており、地域は限定されますが大きな魅力があります。
対象地域に物件があり、日常的な利用が見込めるという場合は、特区民泊の制度の活用も検討してみてください。
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